当ブログで幾度となく取り上げている、木村剛さんの書かれる文章は、
「7割の知識と経験」 いろんな面で日本のトップクラスの人が集うところで仕事をなさっている
「2割の情熱」 本宮ひろ志のファンだそうで。納得
「1割の皮肉」 割と痛烈
で成り立ってます。わたしが思うに。
わたしは自分のサイトに、ゲーム業界に関するコーナーを作ってるのですが、そこの掲示板に以前、割と似た雰囲気の文章を書かれる方が度々いらしてたんです。つまり「一分の隙も無い完璧な論理展開+キツ目の文章で正論を書かれる、明らかに頭の良い人」です。仮にAさんとしますね。
Aさんの書かれる内容は、この業界で働いている自分にもとても参考になるもので、この方が書いて下さるのは管理人としてすごく嬉しかったのですが、しかし…。Aさんが書き込みをなさると、かなり高い確率で掲示板が荒れるんです!(笑)
突っ込みどころの全く無い、逃げ場の全く無い正論であるからこそ、「自分のことを指摘された」と思った人が、反発して書き込みをなさるわけです。ですが当然、その書き込みは感情にまかせて書かれたものですから、まず確実にAさんにあっさりと矛盾点などを指摘されちゃうんですね。で、そこで冷静になれる方もたまにはいらっしゃるんですが…。かなり多くの場合、何度かやり取りを経て、しまいには理屈で勝てないと悟るのか、Aさんに対する個人攻撃的な捨てゼリフを残して消えていくんです。
まさにBizPlusのコラムの「メガバンクのX氏」状態です。
管理人としては、掲示板が荒れるのは困り者ではあるのですが(荒れるとますます荒らしを引き寄せるし、Aさんじゃなくて、うちのサイト自体にアタックを仕掛けてくるヤツもいますし)、でもわたし、Aさんの正論アタックは大好きだったんです。管理人がしゃしゃり出て、余計にコトを大きくしないほうがいいかと思い、よほどの場合を除いて仲裁などはしませんでしたけど…。ですが、あるときからAさんは掲示板に来てくださらなくなって、ちょっと後悔しています。
そういう性格のわたしなので、木村さんの書かれる文章は痛快で大好きなんです。例えばBizPlusの昔の記事ですけど
「外資の空売りが諸悪の根源」と主張する当局者…
「空売りが諸悪の根源だ」と確信できるほどに自信があるのなら、国家公務員の共済年金基金で買い向かうことをお勧めする。郵貯や簡保で介入するのはどうかと思うが、公務員自らのおカネで買い向かうのなら、世間も許すだろう。
もー、モニターの前で大喜びですよ?!
ですが、「当局者」当人がこれを読んだ日には、めちゃめちゃ反発するであろうことは想像に難くないんですよね。正論であるからこそ、「俺達の事情も分かって無いくせに!」といった、感情的な反発がまず発生し、その感情を正当化する為の理論武装が始まる…。
反発の結果が掲示板荒らしくらいならまだいいですが、政府の偉いお役人だの議員センセイだのマスコミだのにもこの調子でやっちゃった日には、いったいどんなことになるやら…。
< 私にとってのblog原体験は竹中チームのときなんです[ゴーログ] >を読んで、その危惧は更に強くなりました。かめはめ波ってほんとにオソロシイ…。
Aさんの書き込みが大好きでいられたのも、木村剛さんのコラムを大喜びで読んでいられるのも、そのホコ先が自分に向いたことが無いからかも知れません。でも、もし今後自分のほうに飛んでくることがあったとしても、ブザマに自己防衛したり、「やっぱりゴーちゃんキライ!」とはならないと断言できます。だってそれじゃまるで、「総論賛成各論反対」の族議員のオジサンたちと同じですもの!(笑)
と、いうわけで、おっそろしく長くなりましたが。
< 「広告の奴隷」から「広告の主人」へ [コラム] >の件ですが、ゴーちゃんの表現がここまでキツくなかったら、読んだ人の中で「え?、そうかなぁ?」と疑問を持つ人はいたとしても、「反論をトラックバックする」という行動にまで出る人は、もっと少なかったはずです。
かめはめ波くらっちゃう原因になるのが分かってるから、「これからもどんどんやっちゃってください」とはお願いできません。でもわたしは、自分のほうに飛んできたときのこと覚悟の上で、ゴーちゃんの正論アタック大好きです!
他者への文句ばかり言っている、「他人に厳しく自分に優しい」人は問題外ですけど、ゴーちゃんは自分にも厳しい人だからオッケーなのです!
…ただ、その調子で社長業をやっちゃうと、毎日のことですから社員の方々がタイヘンだと思いますので、そのへんは融通をきかせるということで(笑)
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