最近、ネットにかまけてテレビを観る時間がめっきり減っているせいで、開幕するまではかなり関心の薄かった2004年アテネオリンピック。
ですが開始早々、日本の柔道や水泳のメダルラッシュが報じられ、毎日欠かさずテレビを観る日々が続きました。スポーツって、ネットで写真と文章見るだけじゃ物足りないですもんね。やっぱりスポーツって、メディアにとって重要なコンテンツですよねー。

でも、前半の盛り上がりに対し、後半は段々と盛り下がってしまった気がします。特に、メディアが散々煽ってた野球が負けたあたりから。

日本の最後の金メダルがドーピング疑惑による繰り上げだったっていうのも、どうにも締まらない話でしたし。記者会見で室伏さんがメダルの裏面に書かれた詩の翻訳を取材陣に配布していましたけど、いったい誰がああいう知恵をつけるんでしょうね? スポンサー企業の広報担当者かしら? ミズノあたり??
そういえば、室伏さんがルーマニア人か何かとのハーフだったって、今回初めて知りました。どうりで日本人離れした彫りの深い顔立ちしてると思った。

そして極めつけは最終日のマラソンの、トップを走っていた選手に対する妨害行動。

(8/29) 五輪マラソンに乱入男、首位を妨害 NIKKEI.NET より

 【アテネ29日共同】アテネ五輪の男子マラソンで29日、沿道から男がコースに乱入し、トップを走っていたバンデルレイ・デリマ選手(ブラジル)に体当たりして歩道に押し出すハプニングが起きた。デリマ選手は数秒後にレースに復帰したがリズムを乱し、間もなく後続の選手に抜かれて銅メダルに終わった。

今回のオリンピック、テロに対して厳重な警戒が敷かれたものの、特に大きな混乱も起きなかったことから、最後の最後になって警備が甘くなった、という指摘がされています。デリマ選手を助け出したのも警備員でなくて、周囲の観客たちでしたし。

このオリンピック史上、マラソン史上に残る事件を起こした犯人は、アイルランド出身、ロンドン在住の元司祭、Cornelius Horan、57歳。民族衣装風の服装の背中にくくりつけた紙には"The Grand Prix Priest Israel Fulfillment of Prophecy Says the Bible."というメッセージが書かれていました。アイルランドといってもIRA等とは直接関係はないようです。

Defrocked Irish priest attacks marathon leader CNN.com より

で、何と30日にはこの犯人にギリシャの裁判所から判決が出たんだそうです。早っ!

五輪陸上:男子マラソン乱入男有罪 執行猶予付き禁固1年 毎日新聞 より

 AP通信によると、29日のアテネ五輪男子マラソンでコースに乱入した自称、元司祭の男(57)に、ギリシャの軽犯罪を担当する裁判所は30日、スポーツ競技に関する法令違反の罪で、執行猶予付きの禁固1年と罰金3000ユーロ(約40万円)の判決を言い渡した。

うーん、執行猶予なんですか…?
去年7月の英国のF1グランプリでもコースに侵入して禁固刑を受け、他にもウインブルドンやら何やらで同じようなことやらかしてるっていうし…。また同じことどっかでやるんじゃないですか??
何しろ「もうじき『最後の審判』がやって来る」と本気で信じているそうですから、怖いものなんてないんでしょうし。

にしても、金を逃してしまっても、笑顔で手を振ってゴールしたデリマ選手は偉いですね! インタビューでも、「大変だった」とは言っていたけど、恨み言はまったく無かったそうです。
ブラジルでは当然、この話題は大きく報じられているそうで、デリマ選手が母国にて温かい歓迎を受けられることを願うと共に、オリンピックにハプニングはつきものとはいえ、このような人為的に結果がゆがめられてしまうようなことが2度と起きないことを望む次第です。

…やっぱり、オリンピックって大きくなりすぎなんじゃないかしら?
今の規模のままでは、先進国持ち回りでないと安全な開催は無理なのでは?

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