「1日編集長」スタイル2回目となった「ブロガー新聞」(第4号)までを拝見した上で、中身ではなく純粋に運営スタイルについての感想と今後への提案をさせていただきます。

■現スタイルに関して
まず「1日編集長」形式に関してですが、最初に思ったのが「皆さんブロガーなのだから、ご自分のブログでなされば良いのに」ということです。ブログを持っていない方を招くのであれば分かるのですが。そもそも「週刊!木村剛」自体が、そういう主旨で@niftyが木村氏に執筆を依頼したのでしょうし。
現役ブロガーが交代で編集を行う、というスタイルは、第1号で大きな議論となった「”ブロガー新聞”の運営方法への提案」という面では意味があるとはもちろん思いますが、この「ゴーログののれん貸し」スタイルを今後も継続していったとしても、おそらく事前の打ち合わせなどで手間のかかる割にメリットが少ないように思えるですが、いかがでしょうか?

とはいっても、じゃあ実際に日本のブロガーが「政治経済などの問題で、ポジティブに議論を深めたい」と思ったとしても、なかなか難しいのは確かなんですよね。理由は以前にこちらの記事に書きましたが、簡単ににまとめると、
・ 日本人は議論に慣れていなくて苦手な人が多い
・ しかも、日本のブログは「日記」として書いているだけの人が多いので、議論を持ちかけていいものかどうか躊躇する
といったことがあります。それに、自分のブログ上だけで毎回話をしても、よほど読者の多い有名ブロガーさん以外、どうしても固定メンバーになってしまいますもんね。

というわけで、「ブロガー新聞」の今後のシステムとして、以下のスタイルを提案させていただきます。

・ 「ブロガー新聞」へのトラックバックでは、「自分が議論したい、いろんな人からトラッックバックして欲しいテーマの募集」を基本とする
・ その応募テーマの中から、小西編集長が毎回5テーマ程度セレクトして「ブロガー新聞」に掲載する。数は毎回多少の増減があってもいいが、「全て掲載します」にはしないのがポイント
・ 掲載されたテーマに関して、読者は投稿したブロガーのブログの該当記事にて、トラックバックなりコメントなりで話し合う。
・ 様子を見て、特に興味深いテーマなどで結論の記事がエントリーされた際には、またブロガー新聞のほうで紹介できると尚良し

この方法のメリット
■「スターブロガーの育成」という、「週刊!木村剛」の目的にかなう
木村氏がおっしゃる「blogstar」というのは、単に「有名になる」というだけではなく、「ブログというメディアを駆使して言論を引っ張ることができる、ブログ界以外でも名の知れたブロガー」ということだと解釈しました。それであれば、やはり出張してきてもらうよりも、ご自身のブログ上にて自在に議論を展開してもらう、そのサポートをする形のほうがより適していると思うんです。

■「ブログによるポジティブな議論」を促進させることができる
シャイな日本人は「トラックバック]という道具が与えられても、なかなか欧米のブログのような「議論」にまでは至りません。それには上記の通り、ただの日記としてブログを書いている人もいますから、「議論を持ちかけていいものか…」と躊躇ってしまうところもあると思います。
「賛成の感想」以上の「議論」になるには、やはりもう1段階、「自分はトラックバックで意見を募集します。異論反論もOKです」との告知が必要だと思うんです。
「ブロガー新聞」が、その後押しになればと思います。

■記事の選別
以前はわたしも、「週刊!木村剛」に興味深い記事が掲載されたときは、そこに集まるトラックバックも読んでいました。しかし最近は、トラックバックの数自体が増えているのに加えて無関係の記事からの宣伝TBなども増え、全て読むのはつらい状況です。
ですので、「投稿は全て掲載します」ではなく、ある程度のハードルを設けるべきだと考えるわけです。
「トラックバックランキング」や「BLOG of the Week」が、優良なブログやその記事を探し出して紹介するという役割を担っているわけですが、やはり木村氏が記事として取り上げられる数の限度もありますし、ゴーログの記事にまではするほどのない・ならない内容に関しても拾い上げるというのが、木村氏ではなく小西氏が編集長をなさる「ブロガー新聞」の役割だろうと考える次第です。

■常連でなくても活躍できる
「1日編集長指名制」だと、どうしても「常連さんオンリー」になってしまいます。ネットの掲示板運営者にとって、必ず問題となるのが「常連さん問題」です。長くやっていると、管理者がよほど気をつけないと、どんどん「一見さん」が入ってきづらい状況になるんです。
この「テーマ投稿」の方法であれば、初めての人でも投稿しやすく、すぐ活躍できると思います。

■事前の打ち合わせ等の手間がかからない
まんまです。


このスタイルで運営する場合の注意点
■テーマ投稿はオピニオンのあるものを
これは投稿する側の注意点です。
例えば、単に「プロ野球について話し合いたいです」みたいなのではなくて、「自分は○○だと考えます。理由はこうです。この意見についてトラックバックを募集します」とまで、きちんと問題提起ができている記事を取り上げるようにするべきだと考えます。「議論のできるブロガーの育成」が目的の1つなのですから。
それに、これであれば「ブロガー新聞」の側も、テーマが重なっていても主張が違う記事であれば複数取り上げることができます。
また、仮に落選しても、興味のある人はトラックバックのリンクから直接相手のブログに行ってくれることでしょう。逆に、「ブロガー新聞」に載る前に、トラックバックが打たれた時点で議論が始まってしまう人気ブロガーさんも出てきそうですね。

■「この記事に対するトラックバックはこちらの記事へ」という文とリンクを毎回入れる
ブロガー新聞側の注意点です。
「いまどきのユーザーさんは、『取り扱い説明書』はゼッタイに読んではくれない」ことを前提に作る、というのはゲーム業界の常識ですが、若いネットサーファーも似たようなものです。かなり層が重なるのも事実ですし。
ですので、1つ1つの紹介記事には「トラックバック先はこっちですよ」とリンクし、かつ毎回、記事の最後には「ブロガー新聞では、取り上げて欲しいテーマを募集します。応募方法は以下の通りです。…」と説明書きを入れる。
このあたりは、「トラックバックランキング」などを拝見すると、木村氏は当初からよくご存知でいらっしゃいますので、言うまでもないかもしれませんが。


以上です。多少でも今後のご参考になれば幸いです。

2 TrackBacks

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皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週日曜日は、トラックバックランキングにおける Read More

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皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週日曜日は、トラックバックランキングにおける Read More

2 Comments

鋭い分析はさすがです。「ゴーログ」には、こういうちょっと離れた
視点からの意見や、“一見さん”からの鋭い指摘なども必要なのだと
思います。

ときに、トラックバックを読むのがつらいとのことですが、ブロガー
新聞の編集者や投稿者向けにトラックバック元の記事を一覧する機能を
提供しましたので、ご参考までに。

 「ココログ系blogに寄せられたTB元の記事を一覧する機能の実装」
 http://annai.2log.net/aavideo001/archives/blog343.html
 ( ・ω・)ノ● ドゾー

おおー、すごい、いろいろ作ってらっしゃるんですね。
ゆっくり見させていただきます?!

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