SLに関しては、ここのところやたらと提灯記事ばかりが目につくので食傷気味でしたが、先日のITmediaの記事は一歩引いた視点からの分析が新鮮でした。

Second Life“不”人気、7つの理由 ITmedia

わたしが突っ込みを入れるとすると、まず(5)でしょうか。

ネット上での「何をするにもお金がいる」ビジネスモデルは、iモードがとっくに成功させていますし、最近のライトユーザー向けネットゲームはアイテム課金のビジネスモデルがスタンダードだといってもいいくらいです。
SLの問題点は「何をするにもお金がいる」ではなくて、「カード番号を登録してお金を払う気になるまでユーザーがハマるだけの無料コンテンツが足りない」、もしくは「ユーザーに『お金を払ってでも欲しい!』と思わせるだけの魅力がある有料コンテンツがない」なのでは?

それから、(7)の「人気の場所はエロかギャンブル」。

 これらの人気スポットを見ていると、“3D空間を活用した新しいインターネットの可能性”というよりは、アングラコンテンツが幅を利かせていた初期のインターネットのように思えてくる。前者を期待してSecond Lifeに入ったユーザーは“ドン引き”しかねない。

「3D空間を活用した新しいインターネットの可能性」といったものに関心を持ち、実際にやってみようとするような人は、近年の新しいメディアの普及を牽引したのは常にアダルトコンテンツであったことぐらい、百も承知だと思いますよ?? ドン引きするような純粋な人は、ごくごく少数かと。
「エロにもギャンブルにも関心ない人には、今のところSLは魅力が少ない」ということであれば賛同ですけど。

むしろわたしとしては、アングラコンテンツが炸裂している「初期のインターネットのような状況」にこそ、今後SLが大化けする可能性を感じますね。それこそネットがかつてそうやって普及していったように。
ただまあ、日本に限った場合、カジノには法的な問題、エロ系については(1)でも指摘されているように人物モデルが日本人の好みとかけ離れている点から、これらが魅力たり得ないのでやっぱり問題なんですけども。


ところで、このITmediaの記事に対して、CNETの読者ブログで反論がなされています。

second lifeの7つの不人気に対する反論 SEO経営 戦略的最適化への道

IT mediaの岡田記者と言えば、はてなの取材などで秀逸な見識があり、分析力がある方ですが、second lifeについては少し感想が初心者レベルである。基本はわかっているが、応用が不足している。取材不足である。

いきなり挑戦的な書き出しですが、読み進めてみると、「(1)始めるまでの手続きが面倒」への反論が

この程度の事でsecond lifeをビジネス目的で活用しよとしているのに、止める経営者はいない。さらに、これで中止する程度の企業なら、どんなビジネスでも失敗する。

えーと、ITmediaの記事はあくまで個人ユーザーの視点から書かれていて、ビジネスのビの字もないんですけど…。
終始こんな調子で「ネットビジネスでは」「ビジネスとして成功させるためには」という内容。
これはもしかして、「ネットビジネスを目的としない限り、SLはプレイするに値しない」というSLネガキャンなのだろうか? と思えてきてしまいます。
エントリーのタイトルが「second lifeの7つの不人気に対する『ビジネス目的のプレイヤー限定の』反論」なのであればまあ納得なのですけども。

でもですねえ。
ビジネスというのは、買い手がいないと成り立たないわけです。
仮に、売りたい人にとってSLが魅力的だったとして、では消費者はどこにいるのでしょう?!

ITmediaの記事も

 Second Lifeはまだ黎明期。過剰な期待を寄せてこぞって報道したり、企業広告で埋め尽くす前に、世界を面白くしてくれるクリエイターを育て、コミュニティーを健全に成長させることが先決だろう。

と結ばれているように、SLのようなCGMは最初にある程度、コンテンツを提供する側の人が集まらないと成り立たないのは事実。nobunagaou氏がSLにビジネス参入する予定、もしくはなさっているのだとすれば、ビジネス目的での参入者へハッパをかけたいと考えるのは理解できます。が、しかし、残念ながら今回のエントリーは、新たなネットビジネスへの参入を検討している人々へのSLのプロモーションとして見ると、失敗していると言わざるを得ません。
元記事は最初に「ユーザー数が世界合計でもmixi未満で、日本人アクティブユーザー推定2万人以下と、盛り上がりに欠けるのはなぜか?」と問い、その理由を7つ述べているのに対し、nobunagaou氏は「否定の否定」をしているだけですから、「じゃあ何か他に『盛り上がらない理由』があるのね?」という疑問が残るだけです。

…もしや、nobunagaou氏は単にITmediaの岡田記者にからみたかっただけだったり…?

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2 Comments

nobunagaou氏は、たんなる電波野郎なんじゃないか?
他のBlogみても、Web2.0、Web2.0って連呼してるだけで、アホなマーケッタ?ぶりを露出してますが...。ところで、Web2.0ってなんなんですか?

>ff さん

まあ、IT業界の基本的な商売の手法として、
「これからの時代はコレだ!」と何かそれっぽいキーワードをブチ上げる→そのキーワードを解説する書籍講演コンサルその他で儲ける
というのがありますから、「○○ってなんなんだろう?」と思ってしまった時点でIT業界の思惑に乗せられてしまっているのだと思います。気にしないのが一番なのでは?!(笑)

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