ぼくの地球を守っての続編の「ボクを包む月の光―ぼく地球次世代編」とか、ときめきトゥナイトの続編の「ときめきミッドナイト」とか、少女マンガの世界でも、往年の名作の続編がいくつか登場しているわけですが、こんなものまで出ていました。

アリーズの続編。

ちなみに「アリーズ」は、80年代から90年代の、プリンセスの黄金時代の一角を担った長編少女マンガです。作者は冬木るりか。
amazonで調べてみましたが、文庫化はされていないようです…。

ストーリーはというと、「ギリシア神話の時代、冥王ハデスの妻ベルセフォネーは、ティターン神族の『復活の星』と予言されたことにより、大神ゼウスに連れ去られ、取り戻しに来たハデスと将来再び会う約束をして非業の死を遂げる。
そして現代の日本に転生し、普通の高校生となっているベルセフォネーの周囲に、かつてのティターン神族が次々に復活してベルセフォネーを狙い始める…」といったものです。

えーと、このあらすじだけでも突っ込みどころ満載なのが、わかる方にはわかるかと思います。
「ゼウスやハデスは、ティターン神族じゃなくてオリンポス神族だろ!?」とか。
「なぜギリシア神話の神や人間が日本に転生するんだよ?!」とか。いえハッキリいってこの設定は聖闘士星矢のパクりなんでしょうけどね。でも聖闘士星矢の沙織お嬢様は「ギリシアで誕生したものの、命を狙われた為にあえて極東の島国である日本で密かに育てられた」という、いちおうその件に関してはまあ納得できる背景設定があるのですけど…。

そもそもギリシア神話の神様が輪廻転生って、お釈迦様もビックリな超設定!(笑)

と、まあ、なんだかんだ文句をいいつつも楽しく読んでしまえるマンガだったわけです。
で、今回のIIなのですが。ちなみにプリンセスGOLDで隔月連載中だそうで。

うーん…。前作から十数年ぶりの続編ということで、以前の話の解説を随所にはさみつつの展開なので、いまいちテンポが悪いというか…。しかも…、そうか、三角関係モノになっちゃうのか…。
前作は、確かにヒロインは自分からは何もしないで泣いてるだけの、典型的な役立たずの少女マンガ的ヒロインでしたが、少女マンガにありがちな(というか、最近ではむしろ少年・青年マンガにこのパターンが多いですが)「よりどりみどりの美形キャラが、なぜかこれといって魅力のない主人公を懸命に奪い合う」ような展開には決してならなかったのが良かったんですけど…。

いえ、まあ、これから盛り上がるのかも知れませんから期待しています。
前作で活躍場面の少なかった、アルテミスやアテナの復活希望。

それから、1巻の表紙を見るとやっぱり冥王とくっつくのは既定路線なのかも知れないけど…。紆余曲折の末に海王とくっつくのも有りだと思いますよアリサちゃん。

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2 Comments

はじめまして、紫月様。
アリーズ?の検索をしててたまたまここに行き当たりました。
面白いサイトですね!世界の王子様からゲーム業界まで話題豊富で。
アリーズの初代をプリンセスでリアルタイムで読んだ世代です、と言えばなんとなく私の年齢も分かってしまいますね。(汗)
冬木るりかさんは決して画力のある漫画家さんではなかったけど、ストーリーが面白かったです。たとえ顔のデッサンが曲がり、>お釈迦様もビックリな超設定!でも(笑)
確かにそうです。子供だったせいかこの超設定に疑問すらいだいていなかった。
最近、書店でアリーズ?の単行本が売られているのに気づいて驚きました。読みたいよーな、読みたくないよーな・・・
今度は三角関係ですか。いや、初代読者からみれば考えられないような設定ですね。あんな大騒ぎして決着したのに!
やっぱり気になるから買おうかな。

>華乃さん
いらっしゃいませ!
アリーズII、先月6巻が発売されました。わたしは何だかんだツッコミつつも、全巻購入して楽しんで読んでしまっています。
ただ、前作のカップルに強い思い入れのある方には、やはり受け入れられないと思います。ネット上の感想など見ても、そういう方はけっこういらっしゃる様子。
わたしのように、特定のキャラクターに特に思い入れは無くて、「この続きはどうなるんだろう?」と思って読むだけであれば、なかなか楽しいとは思います。

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