昨夜から、googleとYahoo! Japanの画像検索にて「初音ミク」の画像がヒットしない、という事態が発生、ネットではお祭り好きの人たちが「いったいどこの誰の陰謀だ?!」と盛り上がっています(笑)
わたしの想像では、フィルターの精度の問題ではないかな、と。ここ最近話題になって検索数が大幅アップしたのを機に、誤ってNGワードとして認識されてしまった、とかそのあたりではないでしょうか。googleもYahoo!も、画像サーチエンジンの開発は米国本国だそうですし、異常が発生していない中でMSNは米国産だとは思われますが、gooとlivedoorサーチは日本のサービスですから。

“消えた初音ミク”問題 ヤフーとGoogle「原因を調査中」 ITmedia

 Yahoo!JAPANとGoogleの画像検索で「初音ミク」を検索した際、適切な検索結果が表示されないという事態が、10月18日午後3時まで続いている。グーグル、ヤフーとも「原因は調査中。早急に対策したい」としている。

ところで、今回わたしが話題にしたいのはこの件ではありません。
以前のエントリーで引用させていただいた、IT-PLUSの記事、これの続編ともいうべき記事が掲載されているのですが、それに関してです。

全体的にテレビ局擁護ととれる論調である為、筆者個人のブログに反論コメントが多数書かれています。
わたし個人としては、記事の趣旨そのものについては特に言うことはないのですが、一部の内容についてはやはり気になりました。

「アッコにおまかせ」批判を理解してないテレビ関係者 IT-PLUS

 逆に受け手側のある種の自虐意識が根底にあるが故の番組批判という見方もできる。テレビ局や世間的には「初音ミク=オタク」というステレオタイプ式が存在する。ところが初音ミクユーザー側からすると「初音ミク=DTM(デスクトップミュージック)」かつ「DTM>オタク」ゆえに「初音ミク>オタク」という式が成立するというわけだ。

 テレビ局(世間)
  「初音ミク=オタク」

そんなステレオタイプ式がどこに存在するのでしょう?
どう考えたってテレビ局も世間もまだ「初音ミク? なにそれ」が大多数でしょう。
ごく一部で話題になっているに過ぎない、一般の認知がほとんどない上に、知識のない人にはそもそもこの「音源ソフト」という商品ジャンル自体が存在を知られていないようなところに、この番組が視聴者に「初音ミク=オタク向け商品」という第一印象を与えてしまう内容の放送をしたからこそ、発売元メーカーやミクユーザーを落胆させ、また怒りを覚えさせているのだと思うのですが。
とはいえ、この点については、テレビ局に問題がある云々という程のレベルの話ではありません。

わたしが問題に感じているのは別の点です。
記事によると「■テレビとはこんなモンなのだが」とのことですが、「ネットとはこんなモンなのだが」もまた然りです。
ネットで「過激でない批判」を見つけるのはかなり難しいわけで、筆者は身内が叩かれている事態に、ことの本質を見誤ってしまっているように見受けられます。
ネットでいわゆる「祭り」が発生すると、元の出来事を何も知らない、「祭り」の書き込みだけを見た人が便乗して叩き始めるのは毎度おなじみの現象です。それらの、数だけは多い見当はずれな内容の便乗叩きだけを見て、「叩いている人たちは何も理解していない素人だ」などと決め付けてしまったのだとしたら早計だと思いますよ?
元の出来事をちゃんと理解した上で、まっとうな批判をしている人たちの主張を見過ごすことになってしまいますから。

2chなどを見てみましたが、確かにTBSや当該番組は批判されていますが、同様にまんまとテレビカメラの前で女装コスプレなどをしてしまったtask氏も、同様に叩かれています。番組が一方的に悪いと指摘されているのは、以下の2点だと思われますし、わたし個人もそう考えます。

1点目は、職業はコンビニのバイトだと答えた彼に対し、「ふ?ん、ご立派ですねえ」と、揶揄するようなナレーションを入れた点。
もう1点は、「初音ミクというソフトの取材だ」と、クリプトン社及びtask氏に申し入れていたにも関わらず、実際の放送内容がかけ離れていた点です。
乗せられてコスプレなどしてしまった本人はともかく、被害者は発売メーカーであり、取材にも協力したクリプトン社です。大事なユーザーが、職業について揶揄されるような放送内容だとクリプトン社があらかじめ知っていたら、そもそも取材をOKするはずがないではありませんか
最初から台本通りの放送内容にするつもりがなかったのか、台本通りに撮影するつもりだったのが、撮影した映像がおもしろくなかったので、後から「オタクの生態紹介」メインに変更したのかは分かりませんが、結果的に偽りの名目で相手をテレビ出演させたことに変わりありません。
このような、職業差別ともとれる発言やだまし討ちが「報道の自由」の許容範囲内であると、テレビ局関係者は本気で考えているのでしょうか?

…考えているのかも知れませんね(タメ息)

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