新幹線の社内に出ているというWii Fitの広告について、大西宏氏がブログに書いていらっしゃいます。
以前に日経に掲載されていた任天堂の広告記事「調査で明らかになるWii Fitの利用実態」の調査結果に基づいた内容のポスターらしいのですが…。

ちょっと考えさせられるWiiFitの広告 大西 宏のマーケティング・エッセンス

Wii Fitで子供と会話する機会が増えたということも、いいことではないかとは思いますが、いろいろ良かったけれど、子供との会話も増えたよという程度ならわかるのですが、それを第一の評価点にしている人が多い(19.5%)ことが気になります。

うーん、わたしがいうのもナンですが…。ゲームなんて、もともとそんなに大して面白いものではないのですよ。普通の人間にとっては、生身の人間とのふれあいのほうがずっと楽しいに決まっているのですから、「会社のストレスだけで充分、家に帰ってまで減量の為の運動なんてやりたくないよ」という世の疲れたお父さん方には、Wii Fitの健康効果ごときよりも子供の笑顔のほうが嬉しいのは自然なことなのでは?

そもそも「その10 世代別・男女別で見るWii Fitの実態:利用編」の一番下には、こんな結果も述べられています。

また、男性では「平日は利用しない」という人が22.2%とかなり多い。これを年代別でみていくと、30代が21.6%、40代が27.0%、50代が19.5%となっている。 やはり、ここでも 働き盛りのお父さんの忙しさが浮き彫りになる結果となった。

女性で「平日は利用しない」はたったの8.8%!(笑)
自分自身はたまにしか利用していないのですから、健康的な効果などが出てこないのは当たり前でしょう。


昔から、ゲームを敵視する大人たちは決まっていいます。「コンピュータゲームのようなバーチャルな遊びばかりやっているのは教育上よくない。子供たちにはもっと人間同士の触れあいをさせなければ」。
どうぞ安心してください。幼稚園から小学校低学年までは男女関係無くポケモンなどのゲームを楽しんでいた子供たちも、特に女子の場合は高学年にもなるともうケータイやプロフィールサイトなどの「楽しい人間同士のコミュニケーション」へと興味が移っていきます。
更にスリルを求める子供は出会い系へ行きます。
ゲームに熱中して勉強をおろそかにする子供はいるかも知れませんが、ゲームに熱中してケータイを使わなくなる子供などまずいないでしょう?
人間同士のコミュニケーションのほうが刺激的で面白いに決まっているのですから。

そしてやがて大人になり、社会の人間関係に疲れてくると、マイペースに楽しめるゲームにまた戻ってくる人がいたりもするのですけどね。

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