まずわたし個人の見解を述べますと、アニメやゲームやCGアートの保存の為の施設を作ること自体には異存ありません。
今でも国立国会図書館で、出版物については税金を使って保存を行っているわけです。アニメやゲーム作品を保存展示する施設も作ろう、というのは、当然の流れといっていいと考えます。
問題は、お台場に117億円もかけてハコモノを建設する理由がどこにあるのか、ということです。
アニメの殿堂「批判は知識、勉強不足」与謝野氏が反論 asahi.com09年度補正予算で建設が決まった「国立メディア芸術総合センター」(アニメの殿堂)への批判に対し、与謝野財務相は3日、「(批判は)遊びに使うと錯覚した人の議論だ。知識不足、勉強不足、判断力不足と言わざるを得ない」と反論した。野党だけでなく自民党内からも批判が出ていることについて、閣議後の記者会見で質問に答えた。
お台場の必然性も分からないし、これだけの費用がかかる根拠もない。海外から客を集めるといいながら、では何をもって集客するのかといえば「まだ未定」。
これで相手を知識不足と断じてしまう大臣にはいったいどんなすばらしい「知識」があるのかぜひ伺いたいところです。
政府機関が「客がたくさん来て儲かるから」と、大金投じて建設した施設で、実際に黒字が出て地元に貢献しているところがあったら教えて欲しいですね。スパウザ小田原がどうなったか、わたしの仕事館がどうなったか。
「アニメの殿堂で観光客が来るようになって儲かる」と主張している人たちは、いったいどれだけ忘れっぽい人たちなのでしょう…。そもそも、そんなに客が来てウハウハになるビジネスだったら、とっくに民間企業が作ってるだろうに、なぜどこもやらないんだろう? とこれっぽっちも疑問に思わないのでしょうか?
全くもって不思議です。
更に呆れるのが「アニメの殿堂を作れば、アニメやゲーム産業の振興になる」などと主張している点です。ハコモノ作って産業が振興するのなら、今頃日本のありとあらゆる産業は好景気に沸いていることでしょう。
というわけで、以前に森永センセイが提案していたこの案、わたしはなかなかいいと思っています。
金をかけずに「アニメの殿堂」をつくる方法 Safty Japanそこで、わたしに提案がある。「私のしごと館」の建物を「アニメの殿堂」に流用したらどうか。
仕事館の延べ床面積は3万5000平方メートルある。お台場に予定されている建物の3.5倍あるからスペースは十分。これなら数多くのものを保存、展示できる。なにより、建設費用が一切かからないというのがいい。
外国人観光客が目当てだというのであれば、京都という場所は決して悪くありませんね。立地が不便といっても、お台場だって混雑が激しくてアクセスも充分に不便です。
今後のことを考えても、広いスペースを確保できるというのは重要なのでは?
そして何より、日本が誇る「もったいない精神」を体現できるのが素晴らしい。
東京一極集中を避け、あえて京都の郊外で、ありものの建物を使って粛々と日本のメディア作品を収集・保存・展示する施設です、ということであれば、反対する人はグッと減ると思いますし、少なくともわたしには、反対する理由が見当たりません。
…あ、お台場の土地関係者と土建屋さんは反対するか(笑)
美夜さん、ほんとに税金のムダ使い案を以前NEWSで見て、日本の政府て懲りない面々だなぁて思いました。。
何でお台場なんでしょう?コミケやってるからかしら?
アニメの製作現場で働いてる方が、正社員なのに手取りがバイト代より少なくてビックリします。
そういうの知ってこういう政策案を出してるんですかね?とても疑問です。
>gromit さん
こんにちは。
アニメの制作現場なんて、制作費を切り詰める為に末端の仕事はみんな海外に出してる状態で、なおかつ日本人のお給料もスズメの涙でとても生活できないレベルだともう何十年も前から言われているのに、その振興策が「ハコモノ建設」だというのですから笑ってしまいます…。
まあ確実に、本気でこれらの業界のことを考えての事業ではないのでしょうね。役人の天下り先確保と利権の為の、ただの名目。
民主党によればアニメの殿堂は税金の無駄遣いであり、天下り先であり、箱物施設である。
首相の答弁によれば、民間が運営するので天下り先ではなく、既にある建物を転用するので箱物を新たに作るわけではない。
世界で27兆円あるコンテンツ産業を発展させて、経済発展につなげるものだという。