事の起こりは6月。日本人カップルがローマの有名レストランでランチ代として約700ユーロ(約9万3千円)を請求されて警察に駆け込み、警察の捜査によりレストランが閉店を命じられました。
で、この度、イタリアの観光大臣がこの日本人カップルに、政府負担でローマに招待するので名乗り出てくれと呼びかけているそうです。
ぼったくり被害者さま、再訪を 伊観光相「政府が費用」 asahi.comイタリアのブランビラ観光相が、日本人観光客がローマの有名レストランで法外な値段を請求された「ぼったくり」事件について謝罪し、イタリア政府の費用負担で再びローマを訪れてくれるよう被害者に呼びかけている。観光立国で知られるイタリアだが、日本人の旅行者はピーク時に比べて半減しており、政府は悪い印象を振り払うのに懸命だ。
この事件に関しては、ホントいろいろと感じるところがありますが、とりあえず今回の件について思うこと。
この女性大臣、ヤリ手だわ。
事のあらましを時系列に並べると、こうです。
・日本人カップル、ガイドブックにも載っているローマの有名レストランで、「おまかせ」でランチを取る
・請求書のあまりの金額に驚き、「ゼロを1つ間違ったのだろう」とカードで支払ってしまう
・間違いどころか更にサービス料だかが加算されて約700ユーロ取られる
・2人でケンカしつつ宿泊先のB&Bに戻る。そこの経営者の奥さんは日本人女性で、その人に相談
・イタリア人の旦那さんが警察に掛け合う
・何度かタライ回しにされたものの無事に被害届が受理される
・当該レストランに警察の捜査が入り、他の違法行為も見つかり閉店を命じられる
・レストランオーナー、取材に対し「日本人カップルはロブスター2kgとスズキ1.5kgを食べたので、正当な値段だ」と主張
・遂に観光大臣まで出てくる ←今ココ
いやもう、いろいろとツッコミ所満載でしょう?(笑)
有名店とはいえ、いえ観光客がたくさん訪れる有名店だからこそ、値段も聞かずに「おまかせ」で頼んでしまえば、現地の人が同じような料理を食べたときよりもあからさまに高い「外国人観光客用の価格」を請求されてしまうことは覚悟しなくてはなりません。
とはいえ、いくら何でも9万円はないでしょう。ロブスター2kgって、どこのギャル曾根ですか!(笑)
まあ恐らく、というか確実に、今までにそのくらいの金額を請求されて、黙って支払ってしまった日本人客がいたのでしょうね。で、店側は味をしめたのでしょう。
不況に加えてユーロ高でヨーロッパを訪れる観光客が減っており、悪い観光業者は数少ない客から少しでも多くカネを巻き上げようと必死なのだそうです。そういう態度が、結局は自らの首を絞める結果になるのは少し考えれば分かりそうなことでしょうに、まあそんな想像力もない人たちがこういう事件を起こすのでしょうね。
バブル時代とは違い、今は海外ブランド品を扱うネットショップも多数あるし、円高差益が日本国内の直営ブランドショップの価格にもある程度反映されるようになっています。
わざわざ高い料金払ってイタリアまでブランド品の買い物旅行に行く必要性が無くなってしまっているんですよね。
しかも、ここのところのウォン安で、ブランド品ダイ好キーな人たちは、ヨーロッパの高級ブランドを買う際には韓国へ行くのが定番になっています。
たいていの人にとって、コロッセオやウフィツィは1回見れば充分ですが、ブランド物の新作は毎年出るわけで。この層が旅行に来なくなってしまったのですから、日本人観光客がピーク時の半分に減っているというのもうなずけます。
このB&Bのオーナーの奥さんのブログには、今回の事件の被害者の方からのコメントもあります。そもそも警察に被害届が受理されていて、カード会社の明細などもあるのですから、イタリア政府がこの日本人客の身元を調べられない訳が無いわけで。
どう考えてもこの観光大臣、わざとマスコミを通じて名乗り出ることを呼びかけることで、宣伝効果を狙っているんでしょう。知恵の働く人ですね。
日本のマスコミは単純だから、この手の話にはすぐに乗ってきますしね。
美夜さん、実は私がItalyに行ったのがちょう度同時期で、しかもナボーナ広場て私は慌てましたよ。。私がランチしたのがこの近く。。友達にも心配されました。
でもナボーナ広場の奥で全然裏側。。
確かに日本人の旅行者減ってますね。特にItalyはツアーじゃないと辛い国なので個人旅行者は殆ど居ないです。居るのですが、London,Parisに比べたら少ないです。
でも「アマルフィ」効果ですごい増えるかもしれません。
しかしブランド品大好き日本人て居ますね。何なんでしょうか???私は今回何も買ってないのが逆にはずかしいです。お菓子とかCoffeeや小物だけ。。後はグルメしてました!
でも9万円とかおまかせとかありえません。。
美夜さん
政治家にしては珍しいくらい(商売上で)したたかですね。日本の大臣でこんな知恵が働く人はいないな(選挙向けくらいならあるかもだけど)。。
イタリアはパルマのチーズ関連の食べ物がおいしかった記憶があります。とにかくブランドやファッション以外だと食べモノがおいしいというのが特徴の国でもあるので、その特徴を台無しにするような事件は確かにきついですね。
>gromitさん
そうですよね、ちょうどgromitさんがイタリア旅行に行ってらした時期ですよね。
ローマは、パリやロンドンと比べると観光名所がちらばってますし、確かに語学力が無い人が個人で行くのは厳しいですよね。
>kt- さん
おお、わたしはパルマは行ったことないです。ローマとフィレンツェだけ。
仰る通り、日本人旅行者にとっては、イタリアは食べ物のウエイトが高いですよね。フランスよりも気軽なイメージだし。これに悪評ついてしまったら、魅力半減ですよね。
観光大臣も、そのあたりを分かっているのでしょう。