トラブルを乗り越えて遂に地球に帰還し、今はカプセルの解析が行われている小惑星探査機「はやぶさ」。
テレビ中継こそありませんでしたが、今はネットという便利なものがあるので、映像も写真もいろいろと見ることが出来ます。
NASAはデータ収集の為に機材山ほど積んだ飛行機を飛ばして空中から撮影(Hayabusa Sample Return Capsule re-entry)。撮影された映像はYoutubeにて公開されています。
テレビとは違って、日本の新聞各社は翌日朝刊の一面トップにこの記事を持ってきました。
で、特に印象的な写真が掲載されたのが朝日と読売。
小惑星探査機「はやぶさ」、地球に帰還 朝日新聞
はやぶさ「帰還」8/21、はやぶさ「帰還」9/21 読売新聞
広大なオーストラリアの地平線、満天の星。天の河へと消えてゆくはやぶさの最期の輝き。
うっとりするほど美しい写真です。もちろん当日一発勝負だったでしょうに見事に写ってますよね…。
朝日のほう、撮影した東山氏は写真部のカメラマンではなく、科学部の記者さんなんだそう。アマチュア天文写真家として有名な方だそうで、こちらの個人ブログで、大きなサイズの写真やオーストラリアでのロケハンの様子が見られます。
6/7 SpaceCraft
6/14 晴れた
6/15 ピクセル等倍でお楽しみ下さい
やはり、天文写真と言うのは専門の機材もあるし、一般の写真撮影とは違うらしいですね。
で、この貴重な写真なのですが、新聞社って写真のプリントサービスをやってるそうで、この写真も売ってくれるらしいです。
朝日のほうはこちら。A4サイズ1枚で2,625円。東山氏のブログによると、この写真がいくら売れても撮影者の懐には一銭も入らないそうですけど(笑)
なお7月からは新サービス「朝日新聞フォトアーカイブ」が開始されるそうですが、このページのトップがまさにこのはやぶさ写真になっています!
ぜったい注文たくさん入ってそうですよね(笑)
読売のほうは、よみうり報知写真館。六つ切りで2,000円だそうです。
うーむ、写真とか絵とか、滅多に買わないんだけど、これは心惹かれるなあ…。
マスコミではありませんが、アーティストのKAGAYA氏が撮影された写真がサイトで公開されています。これもすごく美しい…。
どれもすごくキレイだけど、やっぱり一番心に響いたのはこの一枚かな。
ラスト・チャンスの地球撮像 JAXA公式サイト
下の部分が写っていないのが切ない…。バッテリーが既に尽きていた為、地球の影に入った時点で太陽電池からの電力供給が止まりデータ送信が途中で途切れてしまったそうです。まさに、はやぶさが最後の力を振り絞って撮影、送信した画像です…。
撮影を担当した橋本氏は、画像にスミアが入ってしまったことを気にしていらっしゃるようですが、見ている人間にとっては、満身創痍の状態で「一生懸命」撮影しているはやぶさのことを思わずにはいられない、感動的な写真ですよね。
もちろん、運用スタッフの方にしてみれば「いや、はやぶさは本当はもっとできる子なんだ、100%の力を出させてあげたかったんだ!」というお気持ちがあるのは当然のことでしょう…。
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